この「内定者への手紙」シリーズ第1〜第4巻までの内容を読んだ内定者(読者)が行動して、その中で生じた質問に対して、著者である北野唯我さん自らが質問に答えるという構成。
全30問の質問に対する答えが仕事を行う上で大変参考になります。
書籍情報
著書 | 内定者への手紙(5)ー仕事ができる人になるための、ショートカットを目指す30問ー : その質問はGiveになる (SHOWS books) |
著書 | 北野唯我 (著) |
発売日 | 2022/1/25 |
学び・アクション
以下のことを日々意識して、仕事に取り組む
- 意思決定力を養うため、上司先輩の意見に思考停止で乗らずに自分なりの意思表明として提案する
- まず小さいことから変えていく→職場の上司同僚との関係、マニュアルの見直し
- 目的の設定→目的がと目標と一致しているか、代案はないのかを考え目標を立てる
- お金経験がない状況でのリターンのコスパの良さを考え、散歩と読書を行う
- 強みは、人生の中でや相対評価で変わるので、現時点での強みを作る
- なにも武器がないのであれば、スピードと素直さや忠実心を武器にする
メモ
本書の全30問の質問のうち、メモを7つピックアップ
質問5.目標の立て方
①大きな目的との整合性はとれているか? ②他の目標と矛盾していないか? ③その目標以外で、大きな目的を達成・表現できる方法はないか? を考えるといいかと思う。これが最適な目標を立てるコツである。
質問8.TOP1%との付き合い方
ひとつは「ロイヤリティ(忠誠心)」、もうひとつは「スピード」である。ロイヤリティとは、その名の通り忠誠心だ。具体的には、NOと言わず、その人のことを信じてまずやってみる姿勢。2つ目の藁は、スピード。これは、3つのすぐ(すぐやる、すぐ出す、すぐ答えるを指す。詳細は第1巻参照)を行うことである。
具体的にいうならば、TOP1%の人に「何かできることありませんか? 何でも良いので、すぐやります」と宣言した上で、実際に、何を頼まれようともYESといい、爆速で実行することだ。これが最初の藁となる。 そこから何を得るのか? 「信頼」である。 何か依頼されたことを、とにかく①ロイヤリティと②スピードを持って、すぐやる。それを繰り返していけば「信頼」を得られる。「信頼」があれば、次は「チャンス」をもらえる。そして、その「チャンス」をものにすれば、「実績と実力」が手に入る。
質問17.アウトプット
「目の前に人がいると思って、話すように書く」 「目の前に人がいると思って、話すように読む」
質問22.解釈の整え方
業務上のコミュニケーションとは行き着くところ「解釈を整える」という目的であることがほとんどだ。
質問27.提案で周りを巻き込む
小さく同意をもらっていくイメージを持っている。これはよく「イエス→イエス→イエス」と言った後に「ノーとは言いづらい」という営業手法があるが、これと同じかと思う。 例えば、一番キラーメッセージとなる第二象限(気づいていないが重要なテーマ)の話をする前に、第一象限(気づいていて重要であること)や、誰も疑いようのない事実を話した上で「ここまでは認識の相違ないでしょうか?」→「イエス」→「先に進んでよろしいですか?」→「イエス」など、相手と同意形成を持つことができるタイミングをできるだけ作るようにしている。
質問30.ご機嫌であること
この「ご機嫌であること」の真の目的は、通称「ダブルバインド」と呼ばれる状態を避けることだ。ダブルバインドとは心理学の用語だが、簡単にいうと「言っていることと、やっていることが違う状態」を指す。
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