雑談の心構えからテクニックまで、わかりやすく解説しています。
職場での雑談が苦手だと感じていたので、実践で取り入れたい内容が多々ある書籍でした。
書籍情報
著書 | 雑談の一流、二流、三流 |
著者 | 桐生 稔 (著) |
発売日 | 2020/3/1 |
学び・アクション
- 自分から質問して、会話の主導権をとる。答えやすいようにできるだけ抽象的でなく具体的な質問をする(『なぜ?』『他には?』『それで』『それから』)
- 感嘆詞(『へー』『はぁー』『ほぉー』)でリアクションをとったり、接続詞(『ということは』『そうすると』『ちなみに』)を用いて話を広げたりする
- 褒めるときは、ひと言追加する。ビフォーアフターで褒める方法も使う
- 30秒くらいで自己開示できる内容を作っておく
- 相手の話を聞くときは、体ごと腹を向けるイメージでかつ手のひらを向ける
- 別れ際は、その日話した印象的なエピソードを一つ伝える。相手が見えなくなるまでお見送りする
メモ
本書のうち特に参考になった、メモを8つピックアップ
自然に会話をスタートするには、挨拶にも仕掛けが必要です。その仕掛けとは、「ツープラス」です。挨拶にもうふた言追加するのです
「誰もが絶対に興味があるネタ」とはなんでしょうか?
それは人間が毎日する5つのことです。
1:食べること2:動くこと3:働くこと4:お金を使うこと5:寝ること
「ということは」「そうすると」「ちなみに」、これらはすべて話を進める接続詞です。
ほめるところがない場合でも、過去との比較、つまりBefore→Afterを見ることで、ほめるポイントを発見することが可能です。
雑談では30秒くらいで会話を回すのがベストです。テレビCMは大体15秒か30秒で構成されています。なぜなら人間は興味がないことに関して、30秒くらい経過すると急激に集中力が落ちるからです。
このようにお腹には重要な部分がたくさん詰まっています。その超重要な部分を相手に向けて話すと、相手は間違いなく安心します。「敵意はありませんよ」という合図になるからです。
相手の記憶に残すには具体的なエピソードが必要です。去り際の美学として、ぜひ「今日のトピックスを一つ伝える」こと
たくさん学び、いろんな知識を増やすことも必要かもしれません。しかし、本質は「価値があることを学ぶこと」です。「習わなくても普通にできること。しかし価値があること」を大事に、ぜひ自己啓発に取り組んでいただきたいと思います。
『雑談の一流、二流、三流』
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